「バスタイムは面倒」と思われる方も少なくないはず。しかしバスタイムには、人生の問題を解決に向かわせ、開運をもたらす力が秘められています。そこで今回は、義務的になりがちなバスタイムの魅力に迫ります!
「人生を変える天啓」を受けたい時はバスタイムを!
もし、多くの方がバスタイムを義務的に済ませているのなら、少しもったいないかもしれません。
人生の問題に真摯に向き合ってもどうにもならない時、物事の本質に気づいたり解決策が唐突に降りてくるのはなぜバスタイムの最中が多いのか?その条件を知り意図的に活用することで、日々のバスタイムを「人生を変えうる時間」に変えていけるからです。
現代の心理学や脳科学では、バスタイムには瞑想に近い精神状態に導く作用があるといわれています。からだを洗ったりシャワーを浴びたり、ぼーっとしながらできるタスクを行っている時、心身はリラックスし、脳は自由に遊び始めます。
この状態の脳は「デフォルト・モード・ネットワーク」(DMN) と呼ばれ、一つの物事に集中するような意識的な活動を停止します。
その間、脳内に蓄積された情報たちは自由に混ざり合い、全く新しいアイディアが生まれるのです。
DMNは、ドライブや散歩、掃除、料理といった気楽な活動の際に訪れやすいですが、これらは「毎日しない」という方もいらっしゃるでしょう。
その点バスタイムは大抵の方にとって「日々の行い」。お湯でからだがゆるみ、固着した考えから解き放たれ、人生を変えるような天啓を受け取る可能性を大いに秘めているのですから、活用しない手はありません。
邪気を祓い「日常を再生」させる
さらに、昔からバスタイムには邪気を祓う力もあるといわれています。
私たち人間は、生活の中で知らず知らずのうちに邪気を溜めています。
邪気は自身の霊的なエネルギーを滞らせ、神聖なエネルギーとの繋がりを絶ち、身の回りの現象に不調和を引き起こすことが知られています。
そのため、溜まった邪気を洗い流してエネルギーを正常に循環させるために、神聖な水(湯)で全身を清めるという儀式は古くから重要視されて来ました。
その始まりは、伊邪那岐命が黄泉の国から現世に帰って来たときに、黄泉のケガレ(穢れ)を祓うために海水で身を洗い清めたことが「古事記」に記されています。
また、ケガレは日常の生命力が枯渇する“気枯れ”ともいわれ、人々は水を浴びてその瑞々しい霊気を受けることで再び生命力を得ると考えられてきました。
現代も、神事の前には水による禊祓(※1)は欠かせませんし、より身近な例では神社の手水舎で手をきれいにする習慣があります。
バスタイムも同じで、単に物理的な汚れを落とすだけでなく「不浄から清浄への転化」、そして「生命力のある日常へ立ち戻る再生」の意味が込められているのです。
(※1) 罪や穢れをはらい清める行事。
何気ない日々のバスタイムが開運に繋がっていた!
ところで、バスタイムが日常的に普及し始めたのは江戸時代からといわれています。
大衆浴場が誕生し、焼け石に水を掛けて水蒸気が発生するサウナのような形でからだを清めていたそうです。
以降、文明の発展に伴ってガスや水道の技術が世界トップクラスになり、いつでも清潔で温かいお湯でバスタイムを楽しめるようになりました。
現代では当たり前のようでいて、邪気をその日のうち祓い、エネルギーを循環させ、人生を変えるチャンスを得るバスタイム。
そんな素晴らしい環境が暮らしの中にあるのですから、なんともありがたいものですね。
ただ、開運に繋げるためにはどんなバスタイムでも良いというわけではありません。
大切なことは、心身をゆるませること、そして、エネルギーの高い水を浴びることです。
バスタイムを開運に繋げるためにのアイテムとして、量子のエネルギーを水に与えて全身に生命力をチャージしてくれるシャワーヘッド『シン・エルメック』もオススメです。風水では「邪気を溜めたまま寝ると新しい気を吸収できず運気を下げてしまう」といわれていますので、ぜひ一日の終わりにリラックスして、開運を意識して使ってみてください。
最後に、民俗学者の折口信夫氏の古代研究には、「来るべき吉事(※2)をまちのぞむ為の潔斎(※3)であるのが、禊祓の本義であった」との記述があります。
ぜひ「良いことが来るかも」とワクワクしながらバスタイムを楽しんで、楽しい意識でさらなる開運に繋げていただければ幸いです。
(※2)不調が癒やされる、仕事の成功、昇進、合格、問題解決、婚約、結婚、妊娠、出産、長寿など、広く人間生活のいろいろな面でのよろこばしいできごと。
(※3) 神事・仏事の前に、飲食その他の行為をつつしみ、水浴などして心身を清めること。