去る令和4年4月3日(旧暦・桃の節句)
奈良県奈良市にある元石清水八幡宮で
【水で繋がる芸術祭 1万人の祈りの祭典】が行われました。
この祭典は、伊勢神宮や天河大辨財天社などに書を奉納されている書画家・小林芙蓉さんの呼びかけにより、全国各地100以上の神社仏閣や会場に集まった人々が、同時刻に一斉に祈りを捧げるというものです。
その会場の一つとなったのが、大安寺(南都七大寺の一つ)の鎮守として建立され、1,200年以上の長い歴史を持つ元石清水八幡宮です。
その神聖な地でサウンドアーティストの岡野弘幹さんが奉納演奏をされましたので、当日の取材レポートをお届けさせていただきます!
13万人の祈りが重なった日
今、地球にはさまざまな負の現象が起こっています。
もし、それらの現象が私たちの意識の現れだとしたら?
大切なことは、物質的に現象を抑えるのではなく、現象を消し去るのでもなく、意識を変える祈りなのかもしれません。
「みんなが平和でありますように」
そうした人々の純粋な祈りの力によって世界に平和をもたらそうと開催されたのが、【水で繋がる芸術祭 1万人の祈りの祭典】だったのです。
当日、祭典が行われた会場は全世界300ヶ所近くに上り、各会場の特性を活かしたアートイベントが同時開催され、参加者全員がオンライン中継で繋がっていました。
そしてなんと、元石清水八幡宮では、100人以上の参加者が集まったそうです。
取材班は境内に設置された席につき、雨の中、祭典の始まりを待ちました。
最初に元石清水八幡宮の作宮司さまによる祝詞の奏上があり、続いて岡野さんによる四方拝が終わる頃、
時計を見ると、10時18分の30秒ほど手前でした。
そう、この日は10時18分ジャストに、1万人以上の参加者によって一斉に祈りが捧げられるのです。
元石清水八幡宮の境内は、神さまに抱かれるように柔らかい雨が降り注いでいました。
参加者はみな誰に言われるでもなく傘をたたみ、静かに手を合わせ、時がくるのを待ちます。
そして、岡野さんの合図で、参加者一同が一斉に祈り始めました。
「みんなが平和でありますように」
「世界が安寧でありますように」
絶え間ない雨の音、木々のざわめき、鳥の声…
それ以外の音が何もないかのような、静かだけれど、静かじゃない感覚に陥りました。
きっと、雨に濡れて冷たくなった体をよそに、たくさんの重なった祈りの熱いエネルギーを感じたからかもしれません。
祈りのエネルギーが集まると、これほどのエネルギーを生み出すのだということを体感しました。
一つひとつの雨粒が大雨となるように、私たち一人ひとりの祈りも、大きなエネルギーとなったようでした。
後日、岡野さんから教えていただいたのですが、実は、あの日のあの時間には、なんと13万人の人が一斉に祈られていたそうです!
また、岡野さんはあの日、「元岩清水八幡宮ではアメノミナカヌシ様が動いてくださった」と感じられたそうです。
雨の中、音と、歌と、踊りと、人々の笑顔
さて、祈りの後は、岡野さんの奉納演奏が行われました。
四方拝のときもそうだったのですが、岡野さんのフルートの音が杜のまわりに高らかに広がると、鳥たちがピイーと鳴き声を響かせ、木々もざわざわと音を立てます。
岡野さんの音は地球の音色だから、共鳴しているのかもしれませんね。
そして実は、この日の祭典には、トータルヘルスデザインでもお馴染みの「銀河のマヤ」の秋山広宣さんと、「龍神レイキ」(※1)の川島伸介さんも参加されていたのです!
(※1)レイキ・・・手を使って体内のエネルギーを調整する日本古来のヒーリング技術。
さらに、2月の天河大辨財天社の取材レポートでご紹介させていただいた「天河メディスンドラム隊」のメンバーも登場し、会場は一気に盛り上がります!
天河大辨財天社の節分祭の時もそうでしたが、自然とともに、人々が笑い、歌い、踊る。
なんとも、心地よい空間でした。
「揺るぎない真心」が集まっていました
最後に、作宮司さまと、岡野さんが当日にお話されたメッセージをお届けいたします。
作宮司さまのメッセージ
雨の中、皆さまが揺るぎもなくじっとお座りいただいて真心を尽くしていただいたこと、御神さまに届いているのではないかと思います。これほどの雨の中で微動だにしない皆さま方の真心によって、この地球に暮らす諸人たちが安心して、戦、争いもなく、豊かに弥栄に過ごすことができるのではないか。この度の祭典の目的である「水で繋ぐ」という、水の浄化が今、起こっているのではないかと思います。
岡野さんのメッセージ
演奏してるとき、なんともすごい高エネルギーが動いてる感じが分かりました。色々な場所で演奏していますが、めったにない感覚でした。もともと日本のまつりの本質は、人が集まり手を合わせて感謝の思いを届けることだったと聞いたことがあります。昔は「祈り」のことを「まつり」と言っていたんですね。今日は、そのまつりの本質を感じた気がしました。
取材を終えて。
私たちの祈りには、制限も、限界も、ありません。
悲しい現実を目の前に突きつけられて、物理的には何もできなかったとしても、私たちは、祈ることができる。そんなことを感じた1日でした。
たくさんの祈りが、生きとし生けるものの平和に繋がりますように。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。岡野さんの活動に関する情報は今後もお届けしてまいりますので、どうぞ楽しみにしていてください。
下記の動画にて当日の祭典の様子や岡野さんの演奏をご視聴いただけます。
ぜひご覧ください♪